検討の入口と整理
1|状況と前提条件の整理
・既往資料(図面・報告書・写真 等)の確認
・災害前後・現況の整理
・検討対象となる範囲・条件の整理
2|論点の洗い出し
・計画・構造・施工条件など、検討すべき論点を整理
・どこから検討を始めると効率的か、入口をそろえます。
進め方のイメージ
1|Before|検討前の準備
・条文・基準類から必要な部分を抜き出す
・既往検討との関係を整理する
・条件・前提を一覧化し、共有しやすい形にする
2|During|検討中の補助
・図面の読み取り、整合の補助確認
・複数案の比較に必要な情報の整理
・判断の背景が追いやすいよう、メモや図を整える
3|After|検討後の確認
・数量の検算、モレ・ダブりの確認
・図面・数量間の整合確認
・次工程へ引き継ぎやすいよう、前提と結果を整理
関わり方の考え方
1|元請建設コンサルタントの判断を尊重します
・技術的な最終判断は行わず、判断に必要な整理・整合確認を中心に支援します。
2|無理のない進め方を一緒に考えます
・業務の進捗や体制に合わせて、どこから関わると効果的かを相談しながら決めていきます。
3|結果だけでなく「過程」も整えます
・後から振り返ったときに、なぜその案になったのかがわかるように、筋道を大事に進めます。
Case Study|支援の例
Case 01|樋門の検討補助
既往計画・周辺条件を整理し、複数案の比較のための前提をそろえました。判断しやすいよう、案ごとの特徴・注意点を整理し、検討の土台づくりを支援しました。
Case 02|護岸災害復旧の支援
災害前後の状況を図面・写真から整理し、復旧方針に関わる条件を一覧化しました。前提が共有しやすい状態に整えることで、検討・協議を進めやすくしました。
Case 03|排水工計画の見直し
既存計画の前提と現況とのギャップを整理し、見直しの論点をまとめました。必要な資料整理や整合確認を行い、再検討へつなげるための準備を行いました。