DXへの取り組み(DX推進方針)
株式会社Creer(以下、当社)は、「人と技術を守り、正しい設計を積み上げる」という経営理念のもと、デジタル技術を活用して設計支援の品質と確かさを高め、継続的に価値提供できる体制づくりを進めます。
代表メッセージ
当社は、属人的になりやすい設計判断や技術継承の課題に対し、AIやCIMなどのデジタル技術を活用することで、判断根拠を見える化し、品質の安定と継続的な改善を進めてまいります。小規模な組織であるからこそ、人と技術を守る仕組みを整え、代表取締役が責任者としてDXを継続的に推進します。
1. 企業経営の方向性及び情報処理技術の活用の方向性(ビジョン)
「人と技術を守り、正しい設計を積み上げる」という経営理念のもと、CIM(Construction Information Modeling)およびAI技術を活用し、属人的な経験に依存しがちな設計業務の判断プロセスを可視化・体系化することで、次世代へ継承可能な「高精度技術支援モデル」を確立します。
1-1. デジタル技術を活用したビジネスモデルの変革
従来の労働集約型モデルから、デジタル技術を「技術判断の参謀」として活用するモデルへ転換します。3次元モデル(CIM)による構造物の視覚化と、AIを用いた数量算出プロセスの言語化・相互検証を組み合わせることで、設計上のリスクを早期に抽出し、パートナー企業の意思決定を高度に補完します。
1-2. パートナーおよび実務に対する価値
NASとクラウドを同期させた冗長性の高いデータ管理体制を構築し、情報の保全と円滑な共有を担保します。これにより、根拠が明確で整合性の取れた設計成果を安定的に提供し、CIM活用による生産性向上を通じて、社会インフラの品質確保と確実な事業遂行に寄与します。
2. 企業経営及び情報処理技術の活用の具体的な方策(戦略)
「技術判断を資産化し、品質を停滞させない」ための実務変革を推進します。
2-1. 技術判断の言語化(AI参謀の活用)
経験豊富な技術者の判断プロセスや算出根拠を、AIを用いて逐次言語化・記録します。これにより、個人の経験に依存しがちな設計知見を組織の共有資産へ変換し、常に安定した設計品質を提供できる体制を構築します。
2-2. 3次元データによる多角的な整合確認(CIMの実装)
CIM(3Dモデル)を導入し、図面と数量、構造の整合性を視覚的・立体的に確認する工程を確立します。これにより、平面図のみでは見落としがちな不整合を早期に抽出し、実務における確実性を向上させます。
2-3. 技術継承の高度化
蓄積された過去の設計判断データを教育補助に活用し、若手社員が「正しい設計の根拠」を効率的に習得できる環境を整えます。これにより、精度の高い成果品を安定して創出できる技術者を育成します。
3. 戦略を効果的に進めるための体制
3-1. 代表による推進体制
代表取締役がDX推進の責任者を務め、AIやCIMなどのデジタル技術を単なるツールではなく、経営・設計判断の全工程に配置するリーダーシップを発揮します。
3-2. 人材育成・組織文化
- 社内の標準手順・テンプレートを整備し、教育に反映します。
- デジタルツールの利用ルール(命名規則、版管理、共有手順)を明確化します。
- AIを教育補助に活用し、若手社員が「正しい設計の根拠」を効率的に習得できる環境を整えます。
- 小さな改善を積み上げる習慣を定着させ、継続的な業務改善につなげます。
4. 最新の情報処理技術を活用するための環境整備
4-1. 物理的な防御基盤(UTMの導入)
ネットワークの入り口にUTM(統合脅威管理)を設置し、外部からの脅威を物理的に遮断します。小規模な組織であっても、常に最新のセキュリティ水準を維持し、パートナーから預かる情報の保全を徹底します。
4-2. データの冗長性と継続性(NAS+クラウド同期)
社内NASとクラウドを同期させ、高速なアクセス環境と、万一の障害時にも即座に復旧可能なバックアップ体制を両立させます。この強固なデータ基盤により、いかなる状況下でも業務を停滞させない事業継続性を確保します。
5. 戦略の達成状況に係る指標(KPI)
5-1. セキュリティインシデント「ゼロ」の継続
UTMおよびデータ保全基盤の運用により、情報漏洩やデータ消失事故の発生件数「0件」を維持します。これを経営の最重要指標とし、パートナーからの信頼を担保します。
5-2. CIM活用案件の実装と定着
従来の2次元設計に加え、3次元モデル(CIM)を活用した検証業務の実施件数を積み上げます。まずはモデルケースとしての運用を確立し、将来的には複雑な形状を伴う案件における標準フローとしての定着を目指します。
制定日:2026年2月9日
株式会社Creer
代表取締役 佐藤 健一